仕事上手は、休けい上手!

一人ひとりの「セルフケア」
みずほビジネス・チャレンジド株式会社
鶴見業務センター

「誇りを持って、休もう」

みずほビジネス・チャレンド株式会社は、株式会社みずほフィナンシャルグループの特例子会社*1です。事務業務を行っています。神奈川県横浜市にある鶴見業務センターでは、98人の人がはたらいています。その内82人が、知的・身体・精神など、さまざまな障害がある人です。

このセンターでは、元気にはたらくために「休けい」を大切にしています。お昼にある1時間の休けい以外に、1時間に10分、短い休けいをとることにしていて、「リカバリータイム」とよんでいます。

「リカバリータイム」は、仕事中とみなされ、その間もお給料が出ます。メリハリをつけて仕事をした方がいいと考えているのです。「誇りを持って、休もう」が、このセンターの合言葉です。

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わたしの「セルフケア」、いろいろ

このセンターでは、休けい中、自分が何をしたら元気になるのか、一人ひとり考えます。「セルフケア」とよんでいます。

たとえば、社員の一人、間瀬敦史(ませ あつし)さんは「温かい飲み物を飲む」「朝仕事をはじめる前に、アメを食べる」「給湯室で、窓から外をながめる」「休けい室で、なかまとおしゃべり」などが、いまの自分の「セルフケア」です。時間帯やそのときの気分で、かえています。

気温のへんかを感じやすいので、ベストを着たり、まわりの音が気になるときは耳栓をしたりと、仕事中も自分が落ち着けるように、さまざまなグッズを使って、工夫するようになりました。

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自分の「セルフケア」を考えてみよう

間瀬さんは、その日やったことや、自分の調子、気温などを書きとめて、グラフにもしました。まとめてみると、「くもりから雨にかわるときに、体調をくずしやすい」「まわりの音が気になりだしたら、つかれているサイン」など、具合が悪くなるときのことが、わかってきました。
具合が悪くなる前に休けいできるようになると、元気に仕事ができる日がふえました。会社を休むことも、へりました。

自分では気づいていなくても、じつはみんな、自分の「セルフケア」があるものです。あなたにとっての「セルフケア」は、なんですか?

*1特例子会社…障害のある人の雇用の促進と安定を図るために設立された会社のこと

※本記事の内容は2022年12月時点のものです。