TOKYO人権 第14号(平成14年6月24日発行)
特集
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「人権ってなんだろう?」
「どんな差別や偏見があるの?」
それぞれ素朴な疑問を持ってやってきた滋賀県長浜市立西中学校のみなさんに、見学後の感想を聞きました。
ここでは最近テレビや新聞などでよく取り上げられて話題になっている人権問題に焦点を当てて、資料やパネルの展示を行っています。ちなみに現在のテーマは「ハンセン病」です。
「言」「衣」「食」「住」「祈」の5つのテーマに分けて、アイヌ民族の文化を紹介しています。
このコーナーではさまざまな人権課題を扱った内容の絵本を展示しています。
15歳〜18歳のみなさんから寄せられた人権に関するメッセージをはじめ、芸術やスポーツなどの各分野で活躍している人たちから若い人たちへ贈られた人権メッセージを紹介しています。
車椅子に乗ったり点字に触れてみたりして、障害を持つ人や高齢者が日常生活の中で感じている障壁(バリア)を実際に体験してみるコーナーです。
僕はここに来て、ますます差別をしてはいけないなと思いました。機会があれば、自分でもっと詳しく調べてみたいし、調べたことをみんなにも教えてあげたいと思います。
私はスポーツをしてケガをした時、人に助けてもらいながら学校に行っていた時期がありました。でもここに来て、反対に私は人の助けになるようなことができていたのかどうかと考えさせられました。これからは、もっと人になにかできないものかということを自分で考えて探していきたいと思います。
いろいろな展示や体験コーナーがあって、肌で感じられたところが良かったです。説明もたいへん分かりやすくて勉強になりました。
日本には僕たちが知らない差別や人権に関する問題がたくさんあるんだなと思いました。また、体の不自由な人の苦労を体験することもできたので、とても勉強になりました。
最初はあまり人権のことについては関心がなかったけれど、今日ここに来ていろいろ勉強になることが多かったので、もっと人権について知りたいと思うようになりました。また時間のある時に、ゆっくり見学に来たいです。
やはり差別は最低だと思いました。僕はここに来て、「差別にはこんなものもあるのか」ということに驚きました。もっともっとこういう施設を増やして、差別のない未来になってほしいです。