東京都人権啓発センター

平成17年度人権問題都民講座

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人権の文化を伝える 春よこい 箱廻し 三番叟・えびす舞に 思いをのせて

えびす様画像 人形4体画像

日時

平成17年10月11日(火)
午後2時30分〜4時30分(開場は午後2時)

会場

外部サイトへ移動します東京ウィメンズプラザ ホール
渋谷区神宮前5-53-67

講師

辻本一英さん(芝原生活文化研究所代表・徳島県 )

阿波木偶箱廻し──失われた芸能(文化)と

 箱廻しとは、江戸期から昭和期にかけて、徳島の街角で見られた人形芝居の大道芸です。ふたつの木箱に数体の木偶人形を入れて、一荷担ぎで移動し、「傾城阿波鳴門」や「絵本太功記」などの人気外題を演じました。通常、2〜3人が一組になり稼働し、演技終了後は、「お花」や投げ銭の他、飴などを売って稼ぎました。明治初年には箱廻し芸人の数も200人を数えたといわれます。幕末から明治・大正期にかけて活躍した阿波の箱廻し芸人は、東日本を含め全国を回り、日本の各地にその文化を伝えました。しかし1930年代にはその多くが廃業し、60年代には箱廻しの文化が消えたといわれています。現在、徳島において、この箱廻しを復活させる取り組みが行われています。それは、かつて箱廻し芸人が歩いた道を、その文化を、継承しようとする取り組みです。

 被差別民によって育まれた文化は、いまやその多くが失われました。そこにある差別の問題を直視することは、豊かな人権の文化を築くための第一歩です。

「三番叟まわし」

箱廻し演技中の写真

「三番叟まわし」は、四国(主に徳島、香川、愛媛)の正月儀礼として定着した祝福芸です。別名「でこまわし」と呼ばれ、人々に親しまれていました。使われる人形は、千歳(せんざい)・翁(おきな)・三番叟(さんばそう)の三体と、えびすを加えた四体がセットになっています。これは、徳島県独特の文化で、県西部を中心に正月の門付芸として江戸期以前からはぐくまれたものと考えられます。檀那場(得意先)の家々において、無病息災・家内安全を祈り、五穀豊穣、商売繁盛を予祝しました。

 今回の講座では、この「三番叟まわし」と、「箱廻し」「えびすまわし」を実演でご紹介します。

 写真は、阿波木偶箱廻しを復活させる会の中内さん(右)と南さん

申込方法

メール、ファックス、電話でお申し込みください。
財団法人東京都人権啓発センター 宛

(注)メールまたはファックスでお申し込みの場合は、件名に「都民講座・10月11日申し込み」と明記のうえ、お名前・ご連絡先(ご住所、電話番号)・参加人数をご記入ください。

参加費

500円
当日受付にてお支払いください

講師:辻本一英さん

顔写真:辻本一英さん

芝原生活文化研究所代表。高等学校講師、(財)徳島県同和対策推進会等をへて、1998年芝原生活文化研究所を設立。伝統芸能や被差別部落の生活文化の調査研究に取り組み、各地で講演を行っている。阿波木偶箱廻しを復活させる会の顧問をつとめる。

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